立会製品検査日の様子
立会製品検査当日の工場の様子です。 この日は検査対象となる約80の梁が整然と並べられ、検査を待っています。 本工事は「対物検査2」という方法で品質管理をしています。 「対物検査2」は、書類検査に合格した検査ロットの中から、抜き取りで寸法を確認する検査です。 事前に社内検査で計測した製品寸法と、立会検査で無作為に選ばれた製品の寸法に整合性があるかを、 統計的な手法(t検定やF検定と呼ばれる方法)を用いて確認します。 検査ロットから抜き取るサンプル数「5個」というのが「対物検査2」の特徴です。 5個の抜き取り検査が不合格だった場合は、更に5個のサンプルを追加し、合計10個で再度検査をします。 それでも不合格の場合は、残りの全数を検査し、限界許容差の範囲内であることを確認します。 事前に行う社内検査では、限界許容差よりも厳しい基準である「管理許容差」の範囲内で管理するため、 不合格になることはまずありません。 寸法検査に限らず、外観検査や超音波探傷検査など、他にも様々な検査を行い、品質の管理・保証をしています。 立会製品検査を合格した製品は、速やかに塗装され、完成品として現場に発送されます。