社内検査レポート
鉄骨製作では、社内検査の工程で、寸法精度検査・溶接部外観検査・超音波探傷検査など、様々な検査を行い、要求された品質を満たしているか、製品に問題がないか確認します。
今回は寸法検査の様子を紹介します。
建築鉄骨の製品は、主に「柱」と「梁」があります。
寸法精度検査では、
・柱の長さ
・階高
・仕口部の長さ
・仕口部のせい
・柱のせい
・梁の長さ
・梁のせい
の寸法を社内で検査、記録します。
建築鉄骨の製作では、ミリ単位の精度が求められ、JASS 6(鉄骨工事標準仕様書)で測定部位別に許容差が細かく定められています。
寸法誤差は、材料の切断、組立加工、溶接熱による変形など、様々な要因で発生します。
設計寸法と測定寸法の誤差が、決められた範囲内(管理許容差や限界許容差)であるか検査し、不適合があれば是正処置をとります。
また寸法だけでなく、製品の曲がりやねじれが許容差を超えていないか確認します。
測定は、建築鉄骨製品検査技術者の資格を持った社員が行います。
社員一人一人が、品質管理の重要性を認識し、適正な製品を現場に納めています。