スタッド溶接レポート
スタッド溶接について紹介をしたいと思います。
スタッド溶接とは、スタッドと呼ばれるボルトやナットと母材を瞬時に溶接する方法で、当社の工場でも「頭付きスタッド」の溶接に使用しています。
頭付きスタッドは、梁や柱に取り付けることで、鉄骨とコンクリートを強く接合させ、建物全体の強度を向上させる役割があります。
銀色のキノコのような形のものが「頭付きスタッド」。
白い輪っかのようなものは、溶接部を保護し、カラー形成を行う役割の「フェルール」です。
専用溶接ガンを使って溶接します。
当社でも、専門の資格を持つ社員が、施工を行っております。
溶接後はこのようになります。
1つの梁やコアに、多いもので100本以上打ち込むこともあります。
スタッド溶接は大電流短時間の溶接法のため、スタッドの径にもよりますが、スタッド1本を約1秒で溶接できます。
溶接後、ハンマーによる15度打撃曲げ試験を実施し、溶接部に欠陥が生じていないことを確認します。
頭付きスタッドは、扱う部材の中では小さなものですが、鉄骨とコンクリートを強く結びつけ、建物により強い強度を持たせる重要なものです。
溶接不良等が発生しないよう、一つ一つ確実な施工を行っています。